走行会で得たもの


最初に言っておきますが、今回の記事には車両は出てきません。


今回の房総鉄道走行会では自分も含めメンバーが丹精込めて製作した


モジュールの数々が集結致しました。


どれもずっと見ていられるくらい細部までつくりこまれていて、


本当に参考になりました。


主催者のGREEN CARさんの作品の世界観は毎回驚かされますが、


今回の新作の機関区はサイズも内容も心底感動致しました。



こちらもGREEN CARさんの作品です。


全体のバランスや色使いもそうですが、小物の使い方が特に参考になります。


生活感がものすごく出ているし、観察力が素晴らしいのだと感じます。



ひょうろくさんの作品です。


何気ないローカル線のワンシーンで、線路脇には小さな神社と畑仕事をする人。


これをこのスケールで表現されていますが、線路の高さと畑の高さの高低差など


緻密に計算されているところが勉強になります。



いっちゃんさんの作品です。


トンネルと橋との構成はいっちゃんさんの得意分野です。


川の表現も流れが早く水が澄んでいて、石も大き目であるところから


海から距離のある山間部感が出ています。



こちらもいっちゃんさんの作品です。


中央西線を連想させる景色が光ります。


撮り鉄活動で通いつめているいっちゃんさんの観察力と技術の結晶と言えます。



こちらはひょうろくさんの作品です。


毎回撮影スポットのひとつとさせていただく作品です。


手前の細い道が軽く曲がりながら線路から離れ下がっていく感じが非常に好きです。


小物の使い方も参考になります。



走行会で定番の撮影スポットとなるGREEN CARさんの代表作。


現在パパさんが所有されている大型モジュールですが、


車両が無い状態でも楽しめる要素が満載です。



いっちゃんさんの作品です。


交通量の多い道路は国道19号線に見えてきます。


タイプの違う橋が並び、川と道路を跨ぐ様子は素晴らしい構成です。



ひょうろくさんの作品です。


他のモジュールとはまた違った川の表現方法です。


塗装により川の深さを上手く表現されています。


そして橋脚周辺の岩盤の表現がとても参考になります。



こちらもひょうろくさんの作品です。


こちらの川(運河)の表現がこれまた興味深いのであります。


水面の波立たせ方など参考になります。



ミトさんの作品です。


都市部を表現した大きな作品です。


昼も夜も楽しめる作品であります。


生活感もそうですが遊び心も感じられる作品で、ミトさんの引き出しの多さを感じます。


橋の下の幹線道路を斜めに角度をつけてレイアウトするところや路面電車軌道を設け


変化に富んでいます。


歩道に屋台があったり建物の配置であったり非常に参考になります。



ここからは自分の作品です。


今回新しく製作した駅のセクションです。


今までの自分の作品とは作風を変えてみたつもりですが、


出来上がってみるとそうでもないなぁと感じました。



前回の走行会に向けて製作したミニカーブレールで構成するR140カーブの作品。


脱線防止のガイドレールや踏切の表現に力を入れました。


この時の作品は会津バラストを採用し、バラスト塗装はしませんでしたが、


R140のカーブであれば、もう少しバラストに色がついていてもいいのかと思います。



今回製作の橋のセクションの踏切部分。


実は今回この踏切の渡りに問題が発生しました。


KATO製のカーブガーター橋に手を加え、少しカントを設けてみましたが、


カント明けで直ぐに踏切ということで、車両が若干傾いて踏切に進入してきます。


その際に一部の車両のM車の動力台車やスノープラウが干渉することがありました。


その場で踏切の渡りを加工して解決はしましたが、課題は残りました。



微かに曲がるガーター橋。


実は若干ではありますがカントを設けています。



KATOのカーブガーター橋にカントを設けたこの作品の見せ場部分。


並走する道路との距離感など実は何度かやり直した部分であります。


今回の走行会で得たものをいかに次回作に活かすか、


そして今回持参したモジュールもまだまだ手を加えるところがあります。


次回の走行会までにそれをどうやってカタチにするか、うれしい悩みです。