EH10 マンモス入線

こんばんは、akiringです。


再びコロナウィルスの感染者数が増えているようですが、


みなさんはいかがお過ごしでしょうか。


さて、今宵はこんなモノが入線致しましたのでご報告致したく存じます。



1954年から1957年までに64両が製造された直流電気機関車のEH10であります。


国鉄が製作した唯一の8動軸機であり、国鉄史上最大級のその巨体から


"マンモス"の愛称で親しまれましたが、1981年に引退、翌1982年に全廃となりました。


当時電化が進められていた東海道本線の大垣~関ケ原間の10‰勾配が6㎞もつづく


難所に対応すべく開発されました。


当時最新鋭だったEF15は主電動機6個を使用する6動軸機でありましたが、


このEH10はEF15とほぼ同性能の主電動機を8個使用する8動軸機となりました。


動軸を8軸としたことで全長が長くなることから、車体は中央で2分割されて


永久連結器で結合される構造となりました。


つまり現在活躍する"ブルサン"ことEH200や"金太郎"ことEH500のご先祖なのであります。


最大1200t級の貨物列車を牽引することができる大型機関車は、主に東海道本線と


山陽本線で活躍しました。



車両はKATO製であります。


2003年に3005-1として発売されましたが、今年同じ品番で17年ぶりに再生産されました。


再生産ではありますが、スカート形状の見直しなどが行われています。


また一部ロットで1エンド側の部品の取り付け方法にエラーがありました。


詳細についてはKATOの公式HPなどをご参照ください。


ちなみに今回入線した車両は修正されていました。



堂々たるサイドビューであります。


ブラック塗装にイエローのラインが斬新であります。



連結部分は伸縮式機構の採用でリアルな車間を再現しています。


車番は61号機、メーカーズプレートは東芝としています。


もうお気づきの方もいると思いますが、全てが引退消滅したEH10の中で、


この61号機は唯一大阪市東淀川区東淡路南公園で大切に保存されているのであります。


いつかは会いに行きたいと考えています。



正面からではわかりにくいですが、目元の堀の深さは平井堅のようです。


なかなかの男前であることに間違いはありません。


早速国鉄貨物を大量に牽引させようと思います。



最後にちょびっとレトロ調に写真を加工してみました。


(´∀`*)ウフフ ♪