舞木検査場 後編


早起きして愛知県岡崎市にある名鉄の舞木検査場を訪れたakiring。


現在運用されている車両から保存されている懐かしの車両まで、


ニヤニヤしながら今年最初の撮り鉄活動を楽しんでいた。



そんな中、場内でただならぬオーラを放つあの伝説の車両と再会するのであった。



ドドドーン!!


そう、7000系 パノラマカーであります。



舞木検査場の場内に鎮座するスカーレットの伝説の車両、それがこのパノラマカー。


運転席を2階に設け車両最前部まで客室とした日本初のこのスタイル。


大迫力の流れる景色にワクワクし、迫りくる架線柱にドキドキしながら乗った


思い出の車両がこの7000系パノラマカーなのであります。


自分が鉄道マニアになった原点と言っても過言ではないこの伝説の車両。


久々の再会であります。



ご覧なさいこのフォルムを。


初期形の屋根上分散型クーラーが大好物過ぎて体が若干ふるえます。



豊橋側はトップナンバーの7001。



そして岐阜側はその相方の7002であります。


過去に2両編成で走ったこともある7000系は、舞木検査場で大切に静態保存されています。



"逆さ富士"と呼ばれる方向幕は自動巻き式で名古屋行きの快速急行となっています。


電連とジャンパホースを備えたスタイルが激しくキュンキュンします。



豊橋側は1961年登場時の姿を再現している。


オデコのフロントアイが無く、登場時は豊橋~岐阜のみでの運用とされたため、


前面に方向幕を持たずに"Phoenix"(フェニックス)エンブレムが取り付けられていた。


"Phoenix"はダンプに衝突しても無事であるようにという意味が込められている。


ちなみに有名な話であるが、デビューしてから半年後の11月29日に


名古屋本線 木曽川堤駅付近で砂利を満載した10トンダンプと衝突事故をおこしている。


踏切の警報機を無視したダンプに時速85㎞で衝突し、ダンプを286m引きずったという


かなりの事故であったものの、乗客は軽傷で済んだという話がある。


詳しくはウィキペディアをご参照ください。w



別の場所から望遠レンズで狙います。


…アレ? なんかおかしい… 前面に何か貼り紙がしてあるような…



「フェニックス整備に付き取外し中」と…


仕方がありません、整備は必要であります。



舞木検査場の他に中京競馬場でも静態保存されているパノラマカー。


引退してから早いもので10年以上が経ちましたが、今も愛される名鉄の象徴。


これからもみんなの心の中で走りつづけることでしょう。


(*´ω`*) きゅん♪