だって魅力的なんですもん

こんばんは、akiringです。


いやぁ~やらかしてしまいました。


魔が差したとでも申しましょうか、ほんの出来心だったんです。


だって魅力的なんですもん。


嫁さんは怒っていました。


言い放たれた言葉は「実家に帰らせていただきます。」ではなく「出ていけ!」でした。


子供たちはこんな自分に心底呆れていました。


43歳にしてこんなことになるなんて…


え? 何の話かって?


そりゃ…



ドーン!
コレであります。


そう、HOゲージであります。



ご覧なさい、コレが線路であります。


右がいつものNゲージの線路で線路幅は9mm。


左がHOゲージの線路で線路幅は16.5mmなのであります。


見た目は標準軌と特殊狭軌くらい違います。


ちなみにNゲージのNは線路幅9mm(Nine)の頭文字をとっています。


縮尺は1/148~1/160とされ、アメリカではNスケールと呼ばれたりします。


HOゲージは(Half O)の頭文字をとっていて、縮尺は1/87とされています。


日本ではNゲージの多くは1/150、HOゲージは1/80が主な縮尺となっています。


日本ではNゲージが普及していますが、世界的にはHOゲージが主流なのです。


そんなHOゲージはとにかくその縮尺からもわかるように場所を必要とします。


そしてそれに伴い価格も高額となります。


しかし、しかしであります…



ドドーン!


クソリアルなのであります!


KATO製のキハ110 200番台が入線であります。



とは言えここ最近のNゲージはTOMIXのHGを筆頭にその品質の向上は目覚ましく、


自分が子供の頃からは考えられないくらい精密でリアルになりました。


やはり鉄道模型業界も技術の進歩は目覚ましいのであります。


それでもやはりこの度HOゲージに手を出してしまったのであります。


HOゲージと言えばよく鉄道博物館などの巨大なジオラマで運転されているサイズ。


鉄道博物館などで見ている分にはさほどその大きさが気にはなりませんが、


コレが自宅で手に取ってみると、その大きさに驚きが隠せないのであります。


家電屋さんでこれくらいのテレビは今や常識ですよなんて言われて買ってきたテレビが、


自宅では深刻な大きさだったみたいな話であります。(例えがおかしい)



しかしながら実際現物を見てみると、そのスケール感は圧巻であります。


細部まで再現されていて、なんともリアルです。


台車ひとつ見てみても、造形は細かくこれだけ見ていても時間を忘れます。



今回入線したキハ110 200番台のような気動車はエンジンまわりなど、


床下機器の造形がなんとも細部まで再現されていて興奮します。


動力車でありながらスペースは充分ありますので動力ユニットを感じさせないのです。



キハ110 200番台は同じくKATO製のNゲージ車両を所有していますので、


せっかくなので並べてみました。


ご覧ください、これだけ大きさには差があるのであります。



まるで親子のような感じで笑えてきます。w



早速整備を行いました。


整備と言ってもKATO製のキハ110 200番台はほとんどやることはありません。


屋根上パーツなどは全て取り付け済みなのであります。


そのかわり手摺やワイパーなどはモールドとなっています。


車番も最初から印刷にて再現されています。


この製品はキハ110 221なので高崎の所属となります。


製品に付属してくるインレタで、車番は変更することもできます。


とりあえず側面の幕はLED表記を再現して"高崎行き"としました。



優先席の表記も再現してみました。


写真はありませんがドアコックを示す白色の小さな矢印もインレタで再現できます。



更に室内灯を取り付けてみることにしました。


KATOの純正OPであるLED室内灯(7-504)を取り付けます。



Nゲージとは全く違った取付方法に驚きます。


ボディーを外し内部の天井部分にライトユニットとプリズムを固定します。


プリズムは一部カットして取り付けます。



集電金具は写真のように座席横にセットします。


あとはボディーを復旧すれば完成です。



お次はコレであります。


あれ? TNカプラー?


そう、TOMIX製のTNカプラーであります。


密連形TNカプラー HO-C04 は285系"サンライズエクスプレス"用であります。



写真左がHO用のTNカプラーで、写真右がおなじみN用のTNカプラーです。


密連形と密自連形の違いはありますが、その大きさの違いは一目瞭然であります。


何故にこのTNカプラーなのかと申しますと…



写真右がKATO製キハ110 200番台に標準の伸縮カプラーであります。


見た目なんとなく柴田式連結器にも似た形状であります。


コレに付属の胴受けと一体となった電連部品を取り付けることになりますが、


取り付けるとまさかのカプラーが固定されてダミーカプラーと化してしまうのです。


確かに1両だけの入線で連結する予定はありませんが、やはりダミーはちょっと…


っということで、房総鉄道メンバーからTN化が容易にできるとの情報をいただきまして、


この度TN化を施すことと致しました。



作業は車体裏側の赤色矢印の部分を削るだけであります。


ちなみに写真は削った状態であります。


KATO製の標準カプラーの取り付け部分がTNカプラーにバチンと合うのであります。



ワンタッチで簡単に取付完了、スカートを戻して完成であります。



ご覧なさい、この引き締まったお顔を。


見てくれと機能性が両立であります。



この度のHOゲージ事業への参入は、実はビジネス案件も兼ねたものなのであります。


住宅メーカーから様々な依頼を受けるワケですが、そんな依頼の中には住宅購入相談会に


自分がアドバイザーとして呼ばれたり、何か集客できるイベントの企画をと頼まれたり


ここ最近の自分への仕事の依頼は誠に幅広いのであります。


そんな中で以前試験的に企画して好評だったのが住宅展示場での運転会でありました。


もともと子供たちを取り込んで行こうとの浅はかな考えでありましたが、


蓋を開けてみれば確かに子供たちも大喜びでありましたが、それ以上に喜んだのが


大人たちでありました。


住宅展示場の展示棟の広いスペースで走る鉄道模型を目にして、


住宅の購買意欲に結びつくという想定外の展開に発展するケースが少なくはないのです。


新しい家を建てて趣味の部屋をいかがでしょうか的な。


奥様は広いキッチンでお料理をお楽しみいただけますみたいな、夢が広がる企画のために


鉄道模型は一役買ってくれるのであります。


Nゲージでも充分に好評でありましたが、HOはそれ以上のインパクトがあると考えました。


これから自分の趣味がビジネスにリンクするような事案が増えるかも知れません。


( *´艸`) ムフフフフ♪