ロバと老夫婦の話

愛機の天窓から降り続く雨粒を眺めながらため息をひとつ。


別に恋をしたワケではありません。


この天気が憂鬱にしているワケでもありません。


ちょびっと疲れているだけのことであります。



"ロバと老夫婦の話"があります。


ロバを連れた老夫婦が峠道を行く話。


ロバに夫婦2人がまたがれば、ロバが可哀想ではないかという声がします。


ロバに夫だけがまたがり奥さんは歩けば、奥さんが可哀想だという声がします。


ロバに奥さんがまたがり夫は歩けば、あの夫は奥さんに頭が上がらないという声がします。


ロバにはまたがらず夫婦はロバを連れて歩けば、ロバの使い方も知らないと声がします。


ようするに何をどうしたって文句が出るという話であります。


そんなこと当たり前のことだし、いちいち気にしていたら疲れるだけであります。


そんなことはよくわかっているつもりです。


わかっているつもりではありますがねぇ…


(;´Д`) はぁ…