宝の持ち腐れ

おはようございます、akiringです。


何かと忙しかった年度末から解放されただけで、かなり気分的には楽であります。


そしていよいよ4月に入り、新年度がスタート致しました。


新年度に入りまして早速ではありますが、いろいろありまして予約投稿であります。



写真は惜しまれつつも引退してしまったJR東日本の185系電車であります。


先月模型の話題を更新させていただきました。


ウチの185系は東京駅から伊豆方面へ運用されていた長大な"踊り子"編成ではなく、


熱海で切り離されるグリーン車を持たない5両編成"修善寺踊り子"の方であります。


修善寺踊り子は熱海から先はJR東海管轄の東海道本線を走り三島駅まで向かいます。


三島駅から先は伊豆箱根鉄道の駿豆線に乗り入れます。



今では見ることが出来なくなった駿豆線を走る185系。


現在はE257系に置き換えられました。



そんな伊豆箱根鉄道もなかなか興味深い鉄道会社であります。


写真は3000系という車両で、伊豆箱根鉄道オリジナル形式であります。



伊豆箱根鉄道は西武鉄道系の会社であります。


どこかで見たような車両もゴロゴロ走っています。


三重県の三岐鉄道や滋賀県の近江鉄道など、西武鉄道の車両は今も各地で活躍しています。



そんな伊豆箱根鉄道の中で、異彩を放つ車両が存在します。


それが写真の7000系であります。


一見どこにでも走ってそうな車両に見えますが、コイツがなかなかの車両なのです。


今回のタイトルにもありますが、この7000系を一言でいうなれば"宝の持ち腐れ"なのです。


何が"宝の持ち腐れ"なのかと申しますと、車両のそのスペックであります。


伊豆箱根鉄道の最高速度は80㎞でありますが、この7000系の最高速度は120㎞を誇ります。


最高速度だけではありません、加速性能も都心を走る高性能通勤車両に匹敵します。


伊豆箱根鉄道駿豆線は全線乗車しても30分ほどのローカル路線でありますが、


車内は転換クロスシートを採用するなどネタは尽きません。


それには伊豆箱根鉄道の野望がありました。


伊豆箱根鉄道はJR東海道本線への乗り入れを考えていたのであります。


有料指定席を採用した快速運用を行うために、3両編成のうちの中間車は2扉としましたが、


3扉の先頭車とドア数以外は基本サービスは同じなため、後に廃止となりました。


結局JR線への乗り入れは、結果として叶いませんでした。


そして7000系は2編成の製造で終わり、"宝の持ち腐れ"と化したのであります。


ちなみにこの7000系の後に10年ぶりに旧型式3000系が新造されたことも話題です。



そんな伊豆箱根鉄道の7000系がこの度入線致しました。


鉄コレの標準仕様(7501編成)であります。


幕はうれしい"修善寺"であります。


185系やE257系との並びが楽しめる車両であります。



3両編成で普通として運用します。



今回7000系の入線で、同じく鉄コレの近鉄900系が廃車となりました。


7000系の整備には900系から発生した動力ユニットTM-14を利用しています。



カプラーは全てTN化しました。


写真は先頭用に加工したものであります。


他の編成との連結は予定していませんが、せっかっくなのでTN化します。



しかしながら7000系の先頭カプラーのTN化は、予想外に苦労を強いられました。



7000系の先頭スカートは実車同様極端に小さく、TNカプラーが納まりません。


そのためカプラーポケットや胴受けを加工しての取り付けとなりました。


スカートも一部加工しています。



なんやかんやで整備が完了しました。


先頭車の側面は3扉で、JR東海の311系によく似ています。



中間車は屋根上にパンタグラフを2基搭載します。


こちらは2扉で同じくJR東海の213系によく似ています。


台車まわりは西武鉄道っぽさが感じられます。



鉄コレではありますが、各部分そこそこのクオリティであります。


パンタグラフはPT4811N(TOMIXの0258)を使用しています。



中間の妻面には小窓がついています。



TN化することで車間の見てくれは多少よくなりました。


扉数の違いで窓配置にも差異が見られます。



以上、伊豆箱根鉄道 7000系の入線報告でありました。


(*´ω`*) ♪