ある日の鉄分補給 後編

前編のつづきであります。


中央西線の勝川駅で下車して、シーフードカレーを食べてお腹が満たされたところで


鉄分補給の旅の後半戦がスタートであります。


勝川駅と言えば…



ドーン!


そう、"TKJ" 城北線であります。


え? "TKJ"を知らない?


誰ですか?"TKG"だなんて言ってる人は。


それは"卵かけご飯"です。


"TKJ"は"東海交通事業"の略称であります。


勝川駅にはTKJへの乗換案内がされていますが、しっかりと一般道を500m歩かされます。


高架駅となった勝川駅は城北線が乗り入れできるようなつくりになっていますが、


大人の事情でそれができないでいるのであります。


このTKJ 城北線も実は国鉄瀬戸線計画の名残なのであります。



城北線で活躍するのはJR東海から譲り受けたキハ11 300番台が2両。


写真はキハ11 302で、側面のカラーリングを変更しています。



今回乗車したのは写真のキハ11 301であります。


301はJR東海カラーを継承しています。


今回は勝川駅から枇杷島駅まで全線制覇することにしました。


全線制覇と言いながら、約16分という短時間の乗車であります。


ちなみにこの時間の運行は1時間に1本で、運賃は450円であります。



車内ではちょっとした城北線の歴史を学ぶことができます。


1991年の開業時は枇杷島にはつながっておらず、尾張星の宮駅まででありました。


運行車両はキハ40でありました。



運転台であります。


この手の車両の運転台は特に好物であります。



最前部まで立ち入って楽しめるのがこの手の車両の醍醐味であります。


城北線のレールは東海道新幹線の御下がりの60キロレールを使用した高規格。


路線は全線高架で踏切もなく、複線軌道であります。


勝川駅から小田井駅の手前までは名二環状沿いをそこそこな速度で走ります。



利用客は極めて少のうございます。


貸切とは言いませんが、それに近いものはあります。



城北線は名鉄犬山線の高架などと立体交差をするために結構な高さを走ります。


車窓からは名駅摩天楼などなかなか見応えがある景色が楽しめます。


愛知県内でガイドウェイバスを除き唯一の旅客非電化路線である城北線。


まだまだ先の話ではありますが、11年後の2032年に城北線はひとつの節目を迎えます。


その時きっと城北線は呪縛から解き放たれて、真の価値を見出すことでしょう。


それまでおそらく現在の姿を貫くことに違いはありません。


(´∀`*)ウフフ ♪