魔のカーブ

GWに開催された房総鉄道の走行会で"魔のカーブ"という異名をいただいたモジュール。


そう、自分の作品であります。



連接構造の小田急VSEとNSEをいかにくねらせるかを目的に製作したモジュールで、


勿論その他の車両も運転が可能なようにと設計施工したつもりでありました。


しかし走行会では数々の車両が脱線する事態となり、大変ご迷惑をおかけ致しました。


当初KATO製の振り子式車両の脱線が相次ぎましたが、


調査の結果それはモジュールの問題ではないことが判明しホッとしたのもつかの間


マイクロエース製の車両が次々と脱線もしくは緊急停止する事案が発生したのです。


再び事故調査員会を立ち上げ調査した結果、マイクロエース製車両の先頭車の


スノープラウや動力車の動力台車の一部が脱線防止レールに干渉することが判明。


結果走行できる車両に制限が生じ、走行できる車両も一部減速を強いられてしまいました。



帰還後に庄内川鉄道の車両で何度か検証を行いましたが、


マイクロエース製の車両全てがダメというワケではありませんでした。


走行会で無念にも走行を中止せざるを得なかったメンバーの"伊勢志摩ライナー"が


このカーブを通過することができなかったことが悔やまれ、庄内川鉄道でも


"伊勢志摩ライナー"の入線を急ぎ更なる検証となりました。


結果いろいろと試行錯誤を繰り返した結果、脱線防止レールを撤去することで


解決に至りました。


脱線を防止するためのレールで脱線するという事態に深く反省であります。


モジュールの製作段階での試験走行ではTOMIX製車両とKATO製車両でしか


試験走行を行っていなかったことに深く反省をしています。



対策工事を終えて、マイクロエース製の車両とGM製の車両で再度試験走行を行いました。


おそらくこれで"魔のカーブ"の異名からは脱却できるものと思われます。


(;´Д`)