JR東海の気動車


憎きコロナの影響でSTAY HOMEしています。


せっかくなので写真の整理をしながらブログを更新しているワケですが、


写真を見ているとやはり出かけたくなりますねぇ。



さて、今回はJR東海の気動車についてです。


JR東海の気動車と言えば、まずはキハ85系であります。


キハ85系は1989年に"ひだ"用として登場しました。


JR東海発足後第一号の新形式車両は気動車だったのであります。


"ワイドビュー"の名を最初に使用したのもこのキハ85系なのです。



そんなキハ85系もそろそろ引退のカウントダウンがはじまってしまったのは事実。


只今1編成が試運転を行っているハイブリッド気動車HC85系がその後を継ぎます。


HC85系は以前も紹介しましたが、ハイブリッド気動車とはいうものの、


分類上は電車となります。


そう、キハではなくクハやモハとなるワケです。



キハ85系には2つの顔があります。


写真の非貫通顔と1枚目の写真の貫通顔です。


非貫通顔には天窓があります。


それまでのキハ82系とは大きく変わった気動車のイメージ。


これも引退後はミャンマーにでも譲渡されるのでしょうか。



繁忙期は増結されて様々な編成が楽しめます。



"ひだ"から遅れて1992年から"南紀"にも使用されるようになりました。


近年は鹿の衝突を緩和するために"鹿ガード"なるものを取り付けた車両が走っています。



お世辞にもカッコイイとは言えませんが、動物との共存、


安全な運行を優先するためであります。



つづきましてはキハ75系です。


1993年にキハ58系やキハ65形の取り替えを目的に登場しました。


車内設備は311系電車に準じた転換クロスシートを採用。


キハ85系と同等の性能を誇ります。



キハ75系は1両単位で、最長10両編成まで組むことができます。


武豊線が電化されるまでは武豊線でもよく見かけましたが、


現在は関西本線の快速"みえ"や高山本線、太多線で活躍しています。


高山本線、太多線では3両編成での運用も見ることができます。



1999年までに40両が製造されました。


オデコに前照灯がついているのが後期形であります。



2010年にキハ40系の取り替えを目的に登場したのがキハ25系であります。


ご覧の通り313系電車にクリソツであります。


電化前の武豊線ではじめて見た時には313系が入線したのかと思ったくらいです。


登場時はオデコの両側に幕がありましたが、写真の2次車からは助手席側のみに変更。


オデコの前照灯は採用されていません。


2次車では側面のビードがなくなり、スカートにはスタイリッシュな"鹿ガード"が


標準装備されています。


2両編成1セットとなるためキハ85系やキハ75系とは違い編成番号が存在します。



消灯時の前照灯は若干より目で愛嬌があります。w



つづきましてはキハ11系です。


1988年から1999年に43両が製造された形式で、主にローカル線で使用されています。


写真は東海交通事業(城北線)を走る300番台。


300番台は1999年に増備された最終モデルであります。


形式唯一のステンレス車体となりました。


0番台は既に全廃され、100番台は一部がミャンマーへと譲渡されました。


ちなみにミャンマー国鉄の線路幅は67㎜小さい1000㎜。


200番台はひたちなか海浜鉄道へと譲渡されている。