211系 長野色を増備

こんにちは、akiringです。


早いものでもう10月、今年もあと3ヶ月であります。


今月はなんやかんやありまして、一層バタバタする予感であります。


さて、今回のネタはみんな大好き211系であります。



211系は国鉄時代に設計され登場した直流形電車であります。


ステンレス車体を採用し、JR化後も各地で幅広く活躍している形式であります。


そんな211系も地元JR東海ではいよいよ淘汰がはじまりました。


JR東海では国鉄晩年に製造された写真の0番台2編成が今年引退となりました。


0番台は"東海色"と呼ばれた青いラインを纏い"シティーライナー"として登場しましたが、


短期間で湘南色の帯に変更されました。


もう少し早くに引退するのかと思っていましたが、台車にヨーダンパが取り付けられたり


なんやかんや長きにわたり活躍してくれました。



JR化後に製造されたのが写真の5000番台であります。


前面貫通扉と助手席側の窓が大きく、スカートの形状も変更されているのが特徴です。


屋根上のクーラーも分散型が採用されるなど、0番台とはいろいろと差異があります。


今年315系が登場したことで、今後順に淘汰されて近い将来その姿が見られなくなります。


3月のダイヤ改正を機に中央西線では編成が8両編成に統一されました。


新しく導入された315系が8両固定編成で、既存の313系と211系は組み合わせるかたちで


8両編成を組んで運用されています。



そんな211系を同じく所有しているのがJR東日本であります。


長野県や山梨県を中心に運用されているのが、写真の長野色であります。


3両編成と6両編成が運用されていますが、3両編成には電連が装備されています。


長野色として活躍している211系は、もともと東海道本線で活躍していた車両です。


それが千葉色の帯を纏い房総の地で活躍した後に長野地区に転属となりました。


スカート形状が変更されたのも特徴であります。


長野色はJR東海管轄の中央西線中津川駅まで乗り入れる運用があります。


また篠ノ井線や富士急行線への乗り入れもする万能な車両なのであります。



ウチにはKATO製の長野色が在籍していますが、この度もう1編成を増備することに。



ドーン!


TOMIX製の3両編成が入線しました。


実はこの車両は房総鉄道メンバーのbasaさんから譲渡していただきました。



KATO製とはまた違った解釈で再現されている製品であります。


KATO製では運転席のワイパーが表現されていますが、TOMIX製にはありません。


しかしながらライトの大きさや配置などをはじめ、バランスはTOMIX製の方が好みです。


basaさんの方で既に整備されていますので、そのまま即戦力として運用に入ります。



屋根上のパンタはシングルアーム式。



中間カプラーはTN化され、床下汚物タンクも取り付け済みであります。


中間のホロは近日取り付ける予定であります。


basaさんありがとう。 (*´ω`*) ♪

房総鉄道新幹線緩和曲線計画

こんばんは、akiringです。


昼間はまだまだ暑いながらも、朝晩はすっかり秋を感じるようになった名古屋です。



さて、今宵のネタはコレであります。


何やら工作中の写真でありますが、見覚えがあるよっていう人もいるのでは。


そう、今年5月下旬にこのブログでも少し紹介致しました"緩和曲線"であります。



今年の5月にいつもの房総鉄道メンバーで集まって始動した房総鉄道新幹線計画。


オジサンたちが集まって真剣に新幹線を走らせようじゃないかという壮大な計画。


早速メンバーは各自お気に入りの新幹線車両を続々と入線させたのであります。


そうなると走らせる軌道が必要になるのは当然の話でありますが、


現在の房総鉄道には残念ながら新幹線軌道がありません。


そこで新幹線軌道を来年5月の走行会までにモジュールとまではいきませんが、


それでも複線でオーバル運転が可能な環境を整えることになりました。


そんな中でもう一つの計画が水面下で始動したのであります。


その名も"房総鉄道新幹線緩和曲線計画"であります。


全て漢字なのでなんだか重苦しい感じがしてしまいますが、簡単に言ってしまえば


新幹線を緩やかなカーブで走らせてみようじゃないかという単純明快なものであります。



5月下旬にこのブログでちょびっとだけこんな感じの試作をつくってますよ的な記事を、


皆さんに紹介していました。



KATOのユニトラックをベースにいろいろと奮闘している感じでありましたが、


あれから約4ヶ月もの間そんな話題は出てくることがありませんでした。



別にサボっていたワケではありません。


失敗つづきで挫折していたワケでもありません。


このブログでも紹介しました東海道新幹線の米原駅をはじめ、各所で情報収集をしながら


ちゃんと計画はボチボチではありましたが進んでいたのであります。


あれからなんやかんやといろんな試作を繰り返していました。


いろいろとやってみましたが、コレがなかなか難儀でありました。


陶芸家が山奥にある工房にこもり納得がいく作品が出来るまで籠もるような気持ち。


作品を焼いては納得がいかずに投げつけて割るみたいな日々がつづいていました。


緩和曲線とは思った以上に奥が深く、なめてかかると大怪我をするものだったのです。


襟を正して背筋を伸ばし真剣に取り組む必要がありました。


こんなに頑張ったのは仕事でもそうそうないことであります。


何がそうさせたのか、それは新幹線を走らせて喜ぶオジサンたちの笑顔のためです。



ドーン!


試作を繰り返すことでカタチとなったのがコレであります。


KATOの複線高架橋をベースに加工したものであります。



よく見ると少し右に弓なりにカーブしているのがおわかりいただけるだろうか。


そしてもっとよく見ていただくと、細かなカスが付着しているのがおわかりだと思います。



スラブ軌道をベースに道床も取り外して写真のように切り刻んでみました。


そしてコレを組み上げるのであります。



レールを固定する犬釘部分がビシッと揃っていることがわかると思います。


コレはもう子供のお遊びではないのであります。


房総鉄道いや庄内川鉄道の保線技術の粋を今こそ見せつけてやるのであります。



今回とにかく精度にこだわり作業を進めています。


写真を見ていただくとわかるかと思いますが、車体が右に傾いています。


右側にはまだ道床やレールが取り付けられていませんが、何やら白い帯がついています。


コレは1㎜×1㎜のプラ棒で、軌道にカントを設けています。



いろいろと試作を繰り返してみましたが、カントは1㎜がベストだと判断しました。


KATO製の一部の車両には実車同様に振子機構を採用しているものがあります。


そしてKATO製の車両は比較的車重が軽いものが多く、脱線のリスクが高いのです。


そんなことも考慮して試作車に車体が軽くて振子機構を採用しているE6系を導入しました。


そう、この計画にはとにかくお金をかけているのであります。



既製品をベースにハイクオリティなモノを作り上げるのであります。


写真左がベースとなる標準ストレート(248㎜)で、右が緩和曲線加工したものです。


右に緩やかにカーブしているのがおわかりいただけるだろうか。


そして程好いカントがついているのであります。



長さ248㎜で約5㎜カーブします。


一見ストレートに見えるくらいの緩やかなカーブなのであります。



目線を下げて見てみるとこんな感じ。


緩やかなカーブに程好いカントがなんとも痺れるのであります。



レールはKATO製フレキシブルレールのレール部分だけを使用しています。


運搬することも考慮しつつ強度もある程度必要であり、更に多少のアソビが必要です。


それでいて精度にはこだわるというのだから大変であります。



今回1ユニット約744㎜となる予定であります。


744㎜の長さでフレキシブルレールの恩恵でレールには継ぎ目がありません。


写真のように高架橋の継ぎ目もレールは継ぎ目がありません。


今回の精度にこだわる理由のひとつには、走行シーンを動画撮影した際に車体が不自然に


揺れないようにしたいということがあります。



緩和曲線上で新幹線車両が高速で離合するシーンをハイクオリティで再現したいのです。



まだコレだけなのに、コレをおかずにメシ3杯は余裕で食えそうであります。



N700Sを置いてみると興奮レベルがマシマシなのであります。



とりあえず車両を並べて置いてみると、緩やかにカーブしているのがよくわかります。



様々な角度から見てみて細部まで確認を繰り返します。



まだまだ先は長いですし、課題もいくつかあります。


しかしコツコツと楽しみながら計画を進めていきたいと思います。


(´艸`*) ムフフフフ♪

名鉄6000系 白帯復刻

おはようございます、akiringです。


先日三河方面へ仕事で出かけた際に、そう言えばと思い出し寄り道をしました。



ドーン!


名鉄 吉良吉田駅 であります。


子供の頃この吉良吉田(きらよしだ)が読めなくて、"よしよしよしだ"と読んでました。


昔から頭の悪い人間でございます。


そんなことを思いつつ久々に寄り道した吉良吉田駅は名鉄西尾線と蒲郡線の乗りかえ駅。


その昔は本線系統から蒲郡線へ直通する列車が運転されていました。


名車パノラマカーも頻繁に走る路線だったのであります。


最近では臨時列車で空港特急ミュースカイが蒲郡線に入線するなどの話題もあります。


蒲郡線は三河湾沿いを走る結構景観の素晴らしい路線なのであります。



"歴史と文化が薫る抹茶の里"なんて謳っていますが、西尾市は抹茶が有名であります。


また"吉良"というフレーズにピンときた人もいると思いますが、


あの吉良上野介(きらこうずのすけ)ゆかりの地でもあります。



ここでちょっくら地図を見てみましょう。


吉良吉田駅は結構なカーブ上に位置することがわかります。


吉良吉田駅は三河鉄道の三河吉田駅として開業した駅であります。



地図を拡大してみると何やら線路らしきものが見えてきます。


地図上の"船戸"とある辺り、実はここも吉良吉田駅構内で現在も蒲郡線用のホームです。



実はその昔、吉良吉田駅から碧南駅まで三河線が存在していました。


とても景観の素晴らしいローカル線でありましたが、残念ながら廃線に。


現在も吉良吉田駅から西に少しだけ線路は残っています。


廃線跡は今も結構わかりやすく、思いを馳せて散策してみるのもいいかも知れません。



吉良吉田駅の西尾線ホームはこんな感じで結構な急カーブであります。


この急カーブのおかげで吉良吉田駅には1000系が入線できないのは有名な話です。


現在西尾線を走る列車は名古屋本線から津島線と尾西線を走り佐屋や弥富まで行きます。


その昔は特急列車が頻繁に運用されていました。


20代の頃、前職の会社の親睦会の幹事だった自分は悩んだ末にある偉業を成し遂げました。


吉良吉田駅からほど近い旅館で日帰り旅行プランを企画しました。


予算を使い切らなくてはならなかったことから考え出したのが、"パノラマDXジャック"。


臨時列車ではなく佐屋駅~吉良吉田駅の往復切符を買い占めるという荒業に出ました。


つまり定期列車のパノラマDXでありながら乗っているのは社員だけというカオス。


勿論自分は佐屋初佐屋着を乗り通し、須ヶ口~佐屋では夢の貸し切り状態


"俺のパノラマDX"を実現したのであります。



話が大きくズレてしまいましたが、吉良吉田駅に話は戻ります。


蒲郡線の列車がやって来ました。


現在蒲郡線は2両編成の6000系が各駅停車で吉良吉田駅~蒲郡駅を往復しています。


主に2編成がピストン運用していて、吉良吉田駅~蒲郡駅の所要時間は約30分です。


そんな蒲郡線で運用されている6000系は現在現役で運用されている名鉄車両の中で


個人的に一番好きな形式なのであります。



6000系が登場したのは1976年のこと。


1977年生まれの自分とは学年違いの同級生のような存在なのであります。


詳しくはウィキペディアを参照してもらうとして、この6000系は名車なのであります。


今の名鉄の通勤型車両の礎を築いたと言っても過言ではない車両なのであります。


(写真は舞木検査場で更新工事を施された三河線用編成)



6000系は名鉄の数ある車両の中で一大勢力を築き上げました。


増備されるにつれて仕様が変更され、写真の鉄仮面と呼ばれる非貫通顔などになりました。


6000系は4両編成と2両編成が存在しますが、全M方式を採用しています。


後に省エネを謳う2M2Tの6500系や1M1Tの6800系が登場しました。



ローカル線や通勤時間帯以外の幹線系統の普通運用では6800系2両編成の運用も。


6500系と6800系の最終型では意匠が大幅に変更されました。



名鉄の通勤型車両に大きな変革をもたらしたのが写真の3500系であります。


一見6500系に似た意匠でありますが、通勤型車両ではじめてスカートを装備しました。


3500系は2M2Tで制御方式はVVVFインバータ制御を採用したのであります。


現在では更新工事が進められています。(写真は2編成とも更新車)



3500系の改良版が写真の3100系と3700系であります。


この2形式から天井が高く車体断面が大きくなりました。


3100系は2両編成で3700系は4両編成であります。


この形式がスカーレットボディー最後の形式となりました。



新しく見えてそうでもない形式が存在します。


それが5000系であります。


見てくれはステンレス車体で新しく見えますが、中身は1000系"パノラマsuper"です。


余剰となった1000系の機器類を再利用したのがこの5000系なのです。


そのため屋根上のクーラーや菱形パンタをはじめ床下機器は1000系なのです。


一見前面には扉があるように見えますが非貫通であります。



3300系と3150系は全てが新造された形式であります。


3300系は4両編成で3150系は写真の2両編成であります。(写真は2+2)


登場時はもっと大人しい車両でありましたが、後に前面やスカートが赤くなりました。


最終増備車ではスカートが大型化しています。


また線路が唯一つながっていない瀬戸線で高架化工事の都合上1編成3300系が活躍中。


高架化工事が完成した際には本線系統に転属される計画であります。


そのため瀬戸線車両では唯一電連を装備しています。



現在最新の通勤型車両が9500系と写真の9100系であります。


9500系が4両編成で9100系が2両編成です。


新技術を惜しみなく導入した名鉄の最新車両はとにかく前照灯が眩しいのであります。



なんやかんやでいい機会なので名鉄の通勤型車両を簡単に紹介してみましたが、


やはり今の名鉄の通勤型車両の基礎は6000系なのであります。


既に廃車となってしまった車両もありますが、今も活躍する6000系は偉大な存在です。


特に乗降ドアの窓が小さい初期形は大好物であります。


そして走行音がとにかくうるさいのも愛おしいポイントであります。


再び話は蒲郡線に戻りますが、そんな6000系が只今1編成だけこんな感じになっています。



ドーン!


名鉄伝統の白帯復刻であります。


6011編成に施された白帯復刻ラッピングは名鉄ファンにはたまらないのであります。



それも緑色のサボまでつけてくれる名鉄の心意気には感謝であります。


この日のサボは"三河湾"でした。



そもそも6000系には白帯は存在しませんでした。


しかし顔がそっくりな7700系の往年の姿を彷彿とさせます。



いやぁ~白帯偉大であります。



幼少期景色が見えなかった乗降ドアの小さな窓も今となっては萌えるポイントです。



場所を変えて撮影してみました。


もっと時間があればいろんな場所で一眼レフで撮影したいものであります。


(今回の写真は全てスマホにて撮影)



ドドーン!


そしてこの度トミーテックの鉄コレからそんな6011編成が製品化されました。


写真は既に整備工事が完了した状態であります。



こちらがGM製の7700系。


往年の姿は模型では今も健在であります。



並べてみると似ています。


7700系は他形式との連結をするためTN化しています。



いやぁ~キュンキュンしますねぇ~。



6012編成(写真右)と並べてみました。


車番や塗装だけでなくベンチレーターなどの細かな差異まで作り分けています。



こんなセットをつくってみました。


名付けて"蒲郡セット"なんてな。 (´艸`*) ぷぷぷ♪


以上、6000系白帯復刻と名鉄 通勤型車両のお話でした。


(*´ω`*) ♪