命は地球より重い
きのうは終戦記念日でありました。
いつも思うことがあります。
終戦記念日ではなく敗戦記念日であるし、そもそも記念日というのも違和感がある。
日本はあの戦争で多くの尊い命や様々な何かを失い、そして学んだ。
あれから日本は戦争によって人を殺していないし、殺されてもいない。
きのうの安倍首相の言葉に正直なところ違和感だらけであった。
そんなことをここでどうのと言うつもりはない。
自分も、自分の親も、あの戦争を全く知らない世代であります。
亡き祖母は戦争を知っていた。
知っていたというよりも思い知らされていた。
今でこそこうして鉄道だのクルマだのと好き勝手なことに趣や喜びを感じながら
ラーメンだのなんだのと好きなモノを好きなだけ食べられる毎日がはたして平和か。
昔沖縄のひめゆりの塔を訪れたことがあります。
日本国内で唯一陸戦があった地が沖縄であります。
年頃の娘たちが戦場で戦い、逃げ込んだ防空壕の中で火炎放射器で焼かれた事実。
生き残った人間が生き残ったことを後悔する事実。
日本は今戦争をしていない。
これから絶対に戦争をしないだろうか。
日本だけではない、世界を見渡せば今もどこかで戦争をしているところがある。
そこではまた無関係な命が失われている。
あの命、この命、どの命も重さは変わらないし、命は地球より重いことを忘れるな。
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