パノラマカーを増備


ここ最近小田急ロマンスカーに夢中だったので、周囲からは非国民のような扱いです。


「お前は中京圏の魂を捨ててしまったのか」くらいの言われようであります。


何をくだらないことを言っているのでしょうか。


まったくくだらない話であります。


小田急ロマンスカーも名鉄パノラマカーも同じ豊川の日本車輌製ではないですか。


確かに名鉄7000系パノラマカーの方が先に先頭展望席2階運転席スタイルで登場しました。


小田急NSEロマンスカーはそのパクリだと言う人も少なからずいます。


しかしパノラマカーの代名詞とも言えるミュージックホーンは、


それより前の小田急SEロマンスカーで採用されていたりします。


皆さん落ち着いて考えてみてください、名鉄パノラマカーも小田急ロマンスカーも


どちらも素晴らしいこの国の宝なのであります。


勿の論、中京圏の魂パノラマカーを捨てるはずなどあるわけないのであります。


いつも根底にはパノラマカーが鎮座しているのであります。


そんな名鉄7000系パノラマカーを今更ではありますが、この度増備致しました。



ドーン!


名鉄 7000系 パノラマカー 2次車(TOMIX 92320)であります。


基本4両セットに増結中間2両(92321)を加えた6両編成であります。



ウチには"白帯"と呼ばれる限定品(写真左 92960)がもともと在籍していましたが、


時を経てこの度増備することとなりました。


名鉄7000系はTOMIXから過去にも製品化されていました。


それも相当昔、自分が小学生の頃には既に製品化されていました。


名駅にある名鉄百貨店の確か7階か8階、名鉄ホールの入口近くに大きな


鉄道模型ジオラマがあり、そこを走るその名鉄パノラマカーは憧れでありました。


前照灯のみ緑色ダイオードで点灯するものでありました。


それをお年玉を握りしめて買ったのは、はるか昔のお話であります。


それから年月が経ち、今やHGという水準でここまでの出来栄えとなったのであります。


白帯は実車が引退する際に購入しました。


多く存在した7000系パノラマカーの中でもこの第11編成は特別な車両だったのです。


よくぞそんな第11編成を限定品というカタチで模型化してくれたものであります。



白帯は他編成と併結運用をするので前面は電連つきのTNカプラーが標準装備となります。


第11編成の特徴とも言えるジャンパホースは片側のみとなります。


今回増備した2次車は6両固定編成仕様なので、前面はダミーカプラーとなります。


写真でみてもおわかりかと思いますが、一言でパノラマカーと言っても奥は深いのです。


"逆さ富士"と呼ばれる方向幕もこだわれば沼であります。


この度2次車の増備に伴い白帯の方向幕を変更しました。


「岐阜」とありますが、当時の岐阜は"名鉄岐阜"ではなく"新岐阜"であります。


名鉄の行先はカオスと言われるほどで、岐阜と言っても犬山経由なんてのも存在します。


名鉄に多く存在した"新"がつく駅名は、岐阜の他に"新一宮"、"新清洲"、"新安城"などなど


幼少期から慣れ親しんだものでありました。


勿論今では"名鉄名古屋"となった名古屋駅も、昔は"新名古屋"でありました。


2次車の方向幕は豊橋行きの急行としました。


やはり自分の年代は、名古屋本線、犬山線、常滑線、河和線のような幹線の


急行運用のイメージが強く、この豊橋行き急行は幼少期によく利用しました。


地元津島線で名古屋本線へ接続する須ヶ口駅でこの岐阜からやって来た豊橋行き急行に


乗りかえるのであります。


津島線から乗ってきた列車は、須ヶ口止まりのものもありましたが、


先発してその先の二ツ杁駅で後続のこの豊橋行き急行に追い越されるのであります。



今回白帯の幕を岐阜行き特急に変更したことに伴い、付属編成として運用する


7700系の幕も合わせて変更しました。


7700系は見た目は違えど性能は7000系と同等で、ミュージックホーンも装備します。


2両編成で特急運用したこともありました。


7000系以外にも5500系や5700系5300系などのSR車と併結運用しました。


晩年は三河線で余生を過ごした7700系も実はパノラマカーなのであります。



この7700系と7000系の併結運用がたまらんのであります。


7700系はグリーンマックス製でありますが、7000系に合わせてTN化してあります。



7000系と言えばコレも語らずにはいられません。


そう、8800系"パノラマDX"であります。


この車両も7000系をベースとした車両で、性能は7000系と同等であります。


7000系とは違い展望席をハイデッカーとして運転席は下に設けました。


コレは後に日本の鉄道史に大きな影響をあたえました。


またしても名鉄は物凄いモノを世に出したのであります。


残念ながら8800系は7000系よりも先に引退することとなりましたが、


今も心の中で走りつづけているのであります。



ウチの8800系は晩年の姿を再現した3両編成。


各所に手を加えてウェザリング処理を施しています。



自分はあの頃の名鉄が大好きなのであります。


今回は7000系と7000系から派生した車両のお話でありました。


(´∀`*)ウフフ