名鉄 キハ8200系

中森明菜の北ウィングを聴きながら、愛機で国道を流す昼下がり。


春を感じたくて窓を開ければ、鼻水が頬をやさしくなでて行きます。



誠に残念ながら、今月はまともにお休みをとることが出来ませんでした。


悔やんでも仕方がありません、来月から強行で代休をとろうと企んでいます。



そんな中、こんなモノが手元に…



ドーン!


名鉄 キハ8200系 北アルプス であります。


いやぁ~待望の品であります。


待ちに待った品がようやくTOMIXから発売されました。


名鉄の北アルプスと言えば、これまでマイクロエースの独壇場でありました。


幾度か再販を繰り返す度に改良を重ねて、前回発売の製品ではなかなかの出来でした。


それを見ていよいよ購入しようかと思った矢先のこと、


とある情報筋からなんとも興味深いネタが入ってきたのでありました。


TOMIXが北アルプスを製品化、それも信頼と実績のHG仕様で。


いやはや驚きました。


確かに知名度のある名車ではありますが、引退から結構な時が経った車両であります。


会津鉄道に譲渡されてから短期間で海外へ渡ったキハ8500系ならまだしも、


まさかこのタイミングでキハ8200系を製品化するなんて感謝でしかありません。



ワクワクドキドキ期待に胸膨らませて開封すると、こんなものが入っていました。


フムフム、なるほどなるほど…


これが発売がちょびっと延期になった理由のようです。



ドドーン!


な、なんとも神々しいではありませんか!


未だかつてこんな破壊力のある車両ケースがあったでしょうか。


全て先頭車、キハ8201、キハ8202、キハ8203、キハ8204、キハ8205、車番は印刷済み。


なんと尊いのでありましょうか。



早速整備に取り掛かりました。


整備は屋根上の発煙筒と排煙管、そして前面のジャンパであります。


認めたくはありませんが、老眼らしき症状は自覚しております。


この手の作業が段々しんどくなってきています。



ジャンパは選択式で取り付けます。


写真左はジャンパ栓のみでホースがないタイプ。


写真右はジャンパホースまで再現されたものであります。


ただしホロのすぐ右側のジャンパは、右側もジャンパ栓だけのものとしています。



5両全ての整備が完了しました。


5両のうち左の3両はジャンパ栓のみとし、右の2両はホースまで再現しています。



これは連結時にホースとホースが干渉してしまい、脱線してしまうためであります。


ホースの再現が写真のように片側だけであれば問題はありません。



様々な連結が再現できるのがこの手の車両の魅力なのであります。



妻面はこんな感じ。


特に整備はありませんが、専用のTNカプラーがなんともイイ感じです。


ホロも専用品で渡り版が大きいのが特徴であります。



側面には"名古屋鉄道"と記載があります。


コレは名鉄線、JR線(国鉄)、更には富山地方鉄道にまで乗り入れをした


キハ8200系ならではのものであります。


床下汚物タンクもキッチリ再現されています。



名車7000系パノラマカーを彷彿とさせる連続窓が名鉄らしさを演出します。


勿論車内のハシゴ型のフレームも再現されています。


車番は名鉄ならではのローマン文字が印刷済み。


床下機器もしっかりと再現されています。



5両のうちキハ8202だけなんだかボディーが浮いていて違和感があったので分解。


写真の印をつけたプリズムのバリが原因でありました。


勿論修正して復旧しました。


今回名鉄キハ8200系が入線したことで、やはりこの車両も出さないワケにはいきません。



ドドドーン!


JR東海 キハ82系 ひだ であります。


お気づきの方も多いと思いますが、本来このセットは5両編成であります。


しかしどうしても繁忙期の増結を再現したくてしたくて我慢できなかったので、


少々高額ではありましたが単品バラ売りで中間車キハ80を増備しました。


JR東海のキハ82系は更新工事が施されて非常口が撤去されているのが特徴であります。



そしてこの夢の並びをついに再現することができたのであります。(キハ8200は整備前)


共にTOMIXのHG仕様であります。


まだ"ワイドビュー"の名前がこの世に出てくる前の頃、高山線は熱かったのであります。


一見よく似た2形式でありますが、写真左の名鉄キハ8200系はどちらかと言えば


国鉄形キハ58系に準じた仕様なのであります。


車体幅もキハ82系に比べて少し細いことがわかります。


これは名鉄線での車体限界の都合であります。


塗装も国鉄特急色に似せていますが、帯の部分はどちらかと言えば朱色に近い印象です。


その点も含めてTOMIXさんはしっかりと細部まで再現してくれたというワケです。



そして夢の編成が再現できるのであります。


キハ8200系は名古屋本線の須ヶ口駅に隣接する新川工場を住所としていました。


新川工場から1区間だけ津島線に入り、甚目寺駅に隣接する留置線で給油をしていました。


給油を済ませると名古屋本線で名鉄神宮前駅まで向かい、"北アルプス"の運用につきます。


神宮前駅を出発すると新名古屋駅(現 名鉄名古屋駅)を通り犬山線を走り北上します。


今は自動車と別々になってしまいました犬山橋を渡り岐阜県に入ります。


新鵜沼駅の連絡線(現在は住宅と道路に)からJR高山本線に乗り入れていました。


JR太多線と長良川鉄道 越美南線に連絡する美濃太田駅で写真のようにJR東海の"ひだ"と


連結して運用する列車が存在したのであります。



最近の名鉄も魅力的な車両が多いですが、自分はやはりあの頃の名鉄が好きです。


久々の名鉄車両の入線、懐かしの"北アルプス"に興奮気味であります。


(*´ω`*) ♪